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城山三連橋梁に文化財説明板を設置しました

 明治22(1889)年、九州最古の鉄道会社である九州鉄道が

博多から久留米間の運輸営業(現在のJR鹿児島本線の一部)を開始しました。

東京の鉄道開業から17年後のことですが、のどかな田園風景の中を

煙を吐きながら大きな音とともに直進する汽車を、人々は驚きを持って

見たのではないでしょうか。

 城山三連橋梁はこの時に作られた煉瓦積み橋梁で、市内に現存する鉄道遺産の

中で最も大きく、国の登録有形文化財に登録されています。

1世紀の時を超えてなおその雄大さを誇る橋梁は、ヘルマン・ルムシュッテル

顧問技師によるドイツの最新の技術で建設されました。大正9年に二日市から

原田間の複線化に伴って廃線となり、現在は、市道として利用されています。

 平成27年度から28年度にかけて三連橋梁の構造を解明するために、

発掘調査を実施し、説明板にはその成果についても掲載しています。

筑紫野の近代化を見守ってきた城山三連橋梁の雄大さをぜひ現地でご覧ください。

 〇場所 市内大字永岡1141-1

 〇問い合わせ先 文化財課(歴史博物館内)☎(922)1911

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