武蔵寺の歴史と二日市温泉

武蔵寺が別名「温泉道場」や「湯寺」といわれたように、寺社と温泉とは深い関係にあります。温泉治療とあわせ、精神面の癒やしも行われたと考えられます。温泉がない地域には石風呂(病気療養を目的とした蒸気風呂)がみられますが、そこにも薬師仏などの彫刻が施され、仏教との関係がうかがえます。神仏と温泉に焦点をあて、千数百年の歴史を有する武蔵寺の三大祭りと二日市温泉の歴史をたどってみましょう。

藤まつり

武蔵寺の三大行事のひとつ、春の温泉薬師「藤まつり」は釈尊の花まつりにちなみ、同寺のシンボルであるフジの開花を祈念し、開山法要を営むものである。もともと同寺の開山法要は薬師会(やくしえ)といわれて執り行われていたが、同寺の開山を多くの人と喜びわかつため、フジの開花に合わせたもので、ゴールデンウィークの最初の祝日、天皇誕生日を中心に厳かに執り行われている。

ウリ封じ

今年の土用の丑の日7月20日に開催します。(夏の病封祈願「ウリ封じ」は、武蔵寺に伝わる1300年来の秘法です。開祖藤原登羅麻呂の娘瑠璃姫が流行病に罹った際に、すがるようなような気持ちで薬師如来にお祈りを続けたところ、7日目の夜の夢に一人の僧侶が現れ「薬師如来にウリ封じ祈願をし、武蔵寺より東方に紫の雲がいつもたなびくところがある。その下の沼に温泉があるはずだ。これに湯浴みさせると必ず病気はなおるであろう」とお告げを受けたのです。また温泉発見祭でもある。登羅麻呂が温泉を発見した653年の土用丑の日にあやかり、毎年土用丑の日に行われる。この日温泉につかると三年分、三千倍の効果があるといわれている。ウリ封じは薬師如来の徳を生かし、この日、願いごとを書いた紙をウリにはさみ、薬師如来に捧げると、一年間願いごとがかなうというもの。家内安全、商売繁昌、無病息災と人の願いごとは多いが、リウマチ・ガン・肝炎と最近は具体的に病名を書いたり、中には浮気封じもあるという。

写経埋納会

秋の写経埋納法会は、毎年11月の第1日曜日に行われる経筒埋納法要です。毎月1回(第1日曜日)に執り行われている、写経浄行会の写経を集めて、経筒に入れ、境内に埋納して永遠に供養するものです。境内からの経塚発掘を記念し、昭和43年から九州ではじめて執り行われた。この行事は未来に生きぬくため仏道を貫くことであり、また仏教の聖地としてのあり方を守るためにも、仏事として強く推進するという。
経塚とは、仏教経典を地中に埋納したところをいい、経典を入れた容器を経筒という。末法の世に経典が失われることを恐れ、弥勒菩薩出世のとき(ゴータマの入滅後56億7千万年後の未来にこの世界に現われ悟りを開き、多くの人々を救済するとされる)まで、これを保存しようとする思想から始まった。

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